マフラーの基礎知識
マフラーの役割は、消音効果とエンジンから排出される排気ガスを、排出する役割を担っています。
マフラーは、単体のものではなく、排気システムの総称です。
まず、エンジンの各気筒から、燃焼ガスを集合させる役割をもつのが、エグゾーストマニホールドです。
次に、排気ガス内に含まれる、有害な成分をろ過する触媒が、キャタライザーと呼ばれます。
そして、排気音を低減させるための、サブサイレンサーやメインサイレンサーも、マフラーには無くてはならないものです。
さらに、それらをつなげるパイプ類、排ガスを放出するためのテールパイプにより、マフラーは構成されているんです。
なぜマフラーを交換するのか
マフラーを交換するケースとして、一般的に考えられるのが、故障やダメージによる交換です。
一般的には、純正部品を交換することが多いのですが、社外マフラーをよく見かけますよね。
なぜ、このような、純正以外の社外マフラーがあるのかというと、社外マフラーに変更する事により、様々なメリットがあるからです。まず、見た目を変えるドレスアップ効果。
社外マフラーには、様々なタイプがあるため、見た目がガラリと変わることもあります。
そして次に、チューニング目的で、社外マフラーに変更するパターンです。
交換することにより、パワーアップやトルクを、向上させることが可能です。また、燃費向上や音の変化を楽しむことができます。
社外マフラー交換のメリット
純正マフラーに、交換するのもよいのですが、やはり機能向上やドレスアップのことを考えれば、社外マフラーの魅力にはあながえません。
社外マフラーは、各メーカーで、様々な特徴のあるパーツが売られています。
基本的には、価格の安い社外マフラーは、重くて錆びやすい材質で作られていることが多いようです。
つまり、軽くてさびにくい、そして性能の良いマフラーほど、価格が高くなりやすいということを、まず覚えておきましょう。
そして、社外マフラー交換のメリットをまとめると、見た目/性能/耐久性を上げることができるという点です。
つまり、ドレスアップ効果/好みの音のチョイス/性能アップ/軽量化/耐久性などに、メリットがあるわけです。
マフラー交換時の注意点
マフラー交換時の注意点としては、まず走行後はマフラーが熱いため、必ず冷めてから作業を行うという点です。
排ガスは非常に高温で、そのまま触れてしまうと、やけどをしてしまう危険性大です。
まず、マフラーを外す際に、焼き付けによりボルトが劣化していることがあるため、折れない様に注意します。
そして取り付けの際には、焼付き防止剤を塗ってから、ねじ山にナットを差し込んでいきましょう。
この時、ガスケットも交換忘れずに行います。
交換後は、エンジン音を確認しますが、エンジンを動かす前に、マフラーはきれいにしておきます。
どうしてかというと、新品マフラーに不純物が付着していると、変に焼き色がついてしまうからです。